LGBTばんブログの日記

ゲイである僕の日常や、思ったことを書き留めていきます。

パートナーに「好き」ってちゃんと言えていますか?

こんにちは。LGBTばんブログのばんです。

東京から岡山に移住して、もうすぐ1年が経とうとしています。時間の流れが本当にあっという間です。

ということは、僕のパートナーである「たけたん」と同棲を始めてからもうすぐ1年です。これもあっという間。

時間が進むにつれて「はじめまして」だったことがどんどん「当たり前」になっていき、そもそも「はじめまして」という新鮮な気持ちが薄れつつあるような気がします。

そんな僕が最近感じた「好きという感情をしっかりと相手に伝える大切さ」についてお話しようと思います。

忙しいときほど、相手への思いやりを

以前メインブログで少しお話したのですが、僕が働くホテルでも新型コロナウィルスの影響が大きく、夏頃から転職活動をしていました。

転職活動によってプライベートの時間は自分の時間があまりなく、そして仕事中もGOTOトラベルキャンペーンによって業務が圧迫され、結構忙しい時期が数ヶ月続きました。今思い返しても、なかなかハードな期間でした。笑

その期間をそばで支えてくれたのは、言うまでもなく「たけたん」です。いつも応援してくれて、内定をなかなかもらえなかった僕のことを励ましてくれて、本当に良いパートナーだなって思います。

しかし転職活動の期間がどんどん長くなってくると、僕自身どんどん余裕がなくなってしまい、小さなことでもイラッと感じてしまうようになりました。

「ケンカをする」とまではいきませんが、2人の気持ちが少しすれ違う時期がありました。

「一緒に同棲してくれてありがとう」

転職先が決まってようやく自分の時間を取り戻すことができたのですが、仕事のほうはGOTOトラベルキャンペーンを利用する予約がどんどん増え、休憩時間を削って仕事をしないと業務が終わらないようになりました。

シフト制なので休みは不規則、そのため連勤が続くと体力的にもしんどくて、家にいるとずっと寝てしまうようになってしまいました。

この時期、ホテルの同期に話しても皆同じように、家では死んだように寝ていると言っていました。それくらい、フロントスタッフはかなり疲弊していました。

そんな時に、たけたんが新型コロナウィルスのニュースを見ながら、僕にこう言いました。

「コロナの流行する期間がもしずれてて、

 同棲スタートするのが延期になってたら、

 俺は寂しくて生きていけなかったと思う。

 一緒に同棲してくれてありがとう」

と、真剣な顔で言ってくれました。

今の当たり前の生活を「当たり前」だと思っていませんか?

僕はたけたんの言葉を聞いて、ハッとしました。今、目の前の膨大な仕事に毎日毎日追われて大切なものを忘れていました。

今まさに、仕事のために生きているような生活をしていたので、たけたんとの生活を疎かにしてしまっていたのです。

僕にとってたけたんとこの家で一緒に生活してくれるのが当たり前になりつつある今、当たり前のありがたみを感じることができていませんでした。

たけたんは「当たり前」ではなく新鮮な気持ちで同棲をしていたんだなって気づき、そういう感情をしっかりと持って生活できていることに、僕は尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

しっかりと「好き」って伝えられていますか?

それと同時に「当たり前」になりつつあるものが「好き」という感情です。

好きだから同棲を始めたので、好きであることが前提になっているように感じます。だから同棲を始めてからこれまで「好き」という言葉をしっかりと言っていなかったように感じます。

だから僕はたけたんに「好き」という言葉を、自分の言葉で定期的に伝えようと心に決めました。

好きな人と生活できる幸せって、僕にパートナーがいなかったときには遠い未来の話だと思っていました。そしてたけたんに出会うまで、本当に色々な苦労をしました。

だからこそ、好きな人と付き合えること・同棲できること・好きな人の家族と仲良くしてもらえること、これらすべて「当たり前」になりつつあるけど、数年前の僕から見たら、果てしなく幸せなことだと改めて気づきました。

「好き」という気持ち、「当たり前」になりつつある日常。

どちらも今常に存在するものだからこそありがたみをあまり感じられませんが、しっかりと感謝の気持ちを忘れないようにしようと感じました。

「好き」な人がいることってとても幸せなこと

言葉にするととてもチープな表現になってしまいますが、こんなにたくさんの人が生活してる地球上で、お互いに好きだと思える人と生活ができることは本当に幸せなことだと思います。

付き合っていることが「当たり前」になりつつある人は、是非パートナーに「好き」としっかりと伝えてみませんか?

「好き」という新鮮な気持ちを、ずっと抱いて生活できるような人間になりたいなと思った、ばんでした。